焦がれた 過去から 叶わぬ 願いに まぶたを 閉じれば またひとりになれる 息を殺しても 消えない"わたし"は "あなた"の 記憶も 本当かわからないまま 過ぎ去った時間と 同じ数の問いを 投げかけるには 遅すぎた気づきと 遅すぎた痛みと 遅すぎた 祈り 暗闇に響く あなたの言葉 耳を塞いでも 聞こえてしまうの 焦がれた 過去から 変わらぬ 願いは 唇 掠めて かき消されてゆく あなたを 見ていたい その思いを ただ 両手で抱いて 暖めつづける だけ 時の気まぐれは この閉じた心を 哀れむように つむった目に光 ねえ 応えていいの? わたしの声ででも もし一つだけ  選べるのなら あなたなどない  世界ならばいいのに 暗闇に響く あなたの言葉 耳を塞いでも 聞こえてしまうの