風(かぜ)を熾(おこ)せ 扇(おうぎ)鳴(な)らせ 拍子(ひょうし)合(あ)わせ 現世(げんせ) 来(き)たるは此処(ここ) "想(そう)"の都(みやこ) 無限(むげん)の箱(はこ) 夢(む)の巫女(みこ) 手(て)に入(い)れるは 目覚(めざ)めと永久(とわ) 鈴(すず)と香(か)の和(わ) 廻(まわ)る環(わ) 懐(なつ)かしくも 愛(いと)しくとも 連(きら)ぬ水面(みなも) 泡(あわ)、雲(くも) 嗚呼(ああ) 実(じつ)は無(な)し 御伽噺(おとぎばなし) 祭(まつ)り囃子(ばやし) 探(さが)し 郷(くに)は彼方(かなた) 花(はな)は咲(さ)いた 奏(かな)でる歌(うた) 鄙歌(ひなうた) そう 遥(はる)かな天地(あまつち) 真(まこと)の清(さや)よ 玉響(たまゆら)明(あ)け行(ゆ)く 来世(らいせ)は皆無(かいむ) 灯火(ともしび)送(おく)るる 終(おわ)りの言葉(ことば) 秘(ひ)めたる意味(いみ)など 聞(き)けども知(し)らぬ Haa........ 綴(つづ)らう文(ふみ) 織(お)り成(な)す弓(ゆみ) 往来(おうらい)の身(み) 空見(そらみ) 絹(きぬ)のような しなやかな名(な) 恥(は)じぬような 通(とお)り名(な) 不二(ふじ)の誓(ちか)い 今(いま)は未来(みらい) 罪(つみ)償(つぐな)い 戦(たたか)い 照(て)らす華月(かつき) 思(おも)いは亡(な)き 只(ただ)の足掻(あが)き 呟(つぶや)き 嗚呼(ああ) そう 遥(はる)かな天地(あまつち) 真(まこと)の清(さや)よ 玉響(たまゆら)明(あ)け行(ゆ)く 来世(らいせ)は皆無(かいむ) 灯火(ともしび)送(おく)るる 終(おわ)りの言葉(ことば) 秘(ひ)めたる意味(いみ)など 聞(き)けども知(し)らぬ Haa........ ——終わる——