それはどこかに繋がるトンネル 覗いた先に光はなくて ただ闇雲に手探りのまま ここは何処かと思考をめぐらせ 螺旋階段くるくる上って 向こうに見えた私の背中 鏡に映る自分は全て ありのままでそこにいる それなのに何故いつも見失ってしまうのだろう 目の前に虚像だけに縋り生きているの 透明な感情にこそ真実が宿っていると 分かってる 分からない でたらめに空つかんだ ほら さかさまに 落ちる 上昇して地に辿り着いた まだ鏡像の中で 利き腕を見失っている ほら さかさまに 落ちる 苦しいのに 涙を忘れた 鮮烈な衝動を かくさないで なくさないで それはどこかに繋がるトンネル ずいぶん先に進んだけれど 白と黒との間はきっと 段階的な無限の明暗 螺旋階段くるくる下って 最後の段で追いつく背中 押して落としてしまえるのなら そのまま死ぬのだろうね それなのに何故いつか叶うと夢みるのだろう 顧みることもせずに憧れ募らせて 本当の自分のこともっと見えなくなってくの 分かってる 分からない でたらめに空つかんだ ほら さかさまに 落ちる 飛び込んで宙に投げ出された まだ鏡像の中で 思うように動けないから ほら さかさまに 落ちる 苦しくても 笑顔を作った 劇的な衝動を ころさないで こわさない