さあ扉開けて 真実を手に入れたいの 全ては仕組まれてる そう教えられてた 十 数え引いた引き金の指 震える膝と肩 小刻みに そう望まずにはいられなかった 本当のそのカタチ求めて 貴方がついた嘘 判り易く 虚空に投げ出して閉じ込めたい 揺ぎ無いこの信念を持って 貫く…偽装されたこの世界を いつか見たあの鳥のように羽ばたく 翼が欲しい  鎖を振り切る大きな翼 ゆらゆら揺れて ゆらめく影を 大地に落として飛びたつ真の矢 もう終わりなの?と 貴方に告げたこの夜 まやかし…もういらないわ あぁ、錠が落ちる 嘘で出来てるその鍵穴に カチリと音をたて 突き刺さる さあその扉は開かれるだけ 真実という鍵投げ捨て 全ての幻想粉々にして 両手で覆った顔を曝け出し 今この身にかかる全ての責を 背負って泳ぎ 光の無い空を 辿り着いたその先 何にも無くて ただ静寂で ざわざわ波打つ小さな胸が 真実はそう いつも正しく 在るものではない そう教えられてた 振り向く私けどその先に 救いを求めたけど声はしない 狂おしい程唇噛んで 己を呪う だけど後悔はしないわ いつか見てた空を飛ぶ鳥のような 羽ばたける翼 ツバサが欲しいの 鎖を振り切る大きなツバサを だけど白く白く白く飛沫が 踊り踊る滝の下で眠るの 優しい嘘に包まれたままでいる