ずっと 恐れていた ついた 些細な嘘 小さい綻びを取り繕い続け至る 段々 厚みの増す 逆三角形の 不安定な居場所確保する 虚ろな影守り いつまでも 浮かび続ける葉は無い 泡沫と 消える脆い その位 もう何時まで偽り続ける? 最初はただーつの鍵 六つ七つ八つ 幾重にも施錠し 心の奥底に眠る 本当の自分と向き合える日は いつか来るの? 蝋で出来た身体 いつ融け出すのか 裸を見せてそれでも尚 ほら手を差し伸べる そんな人 どの位 居るのかわからない 俯いて 止まる影の数に 脅え目を開けられないのよ それで立ち去るのも良いわ 自業自得だと 自嘲して言える それでも屈み込んでくれて 「そんな優しさに触れ 涙する」 期待胸に錠を落とし 解き放ち見上げる それで「友」と呼べる ほんとうの部屋が見つかるね? 嘘が全て罪じゃないと 気付く事が出来たのもそのお陰 優しく甘い最後の嘘 自分を偽るためじゃないから 貴方こそはどうか 前を向いて 曝け出して欲しい...そう願うわ