暗い空に映える 数え切れぬ星が ひとつひとつ貴方を 捉えるような ほんの一間それも 欠ける事はないわ 何処にいても必ず 感じられる この月 ゆっくり照らす光が 優しく貴方を 包み込むより 刹那に 切なに 誰より降り注いだ星のよう 些細なその仕草もみな全て 伏せた瞳 ついた吐息さえも みんなみんな 生きている証拠よ 消して伏して 何処へ行くと言うの やがて朝日昇り 星は白み消えて 少しだけど 貴方を 遠くに感じ だけどそんな残滓 あたたかくて好きよ 胸に抱いて眠るわ また逢いましょうね 星見えぬ 午前の晴れ間も そう ほんの僅かでも 雲の間に間に 貴方感じた だけどもう いつからかそれすらも 幾億の 星の呼びかけ 応えない 嗚呼 貴方がもう 居ない事を知った 喪失感まるで氷みたい それを融かすものは 無いのだけど 落ち着いてる私なぜか居るの そして再度夜は 陽を侵し降りる 永く繰り返される 自然の法則 それに倣いこれも また一つの定め そして星の一部に加わるのね やがて朝日昇り 星は白み消えて 久し振りに貴方 世の何処かで感じ だけどそんな残滓 あたたかくて好きよ 胸に抱いて眠るわ アリガト