通り雨が降りそそぐ 傘もささず立ちすくむ僕ら 逃げ込んだ根屋の下で 暗い空を見つめてた 時間だけが遠ざかる ノイズのような雨音の中で 傷つかない言い訳を 君は探し続けてた 枯れるほど泣いて 飽きるほど泣いて それでも足りないほど泣いて 都合よく流れる 悲しみの雫 その涙は誰のもの どんな言葉並べでも 僕の心は変わらないから せめて今は本当の 君の気持ちを聞かせて 枯れるほど抱いて 飽きるほど抱いて それでも足りないほど抱いて ひとつになれたとか 夢を見てたのは ほかでもない僕だった 雨宿(あまやど)りのような恋は いつか终わりを告(つ)げると はじめから知ってたのに 誰のせいだとか考(かんが)える度(たび)に 出会わなければ良かったなんて くだらない答えにたどり着くだけで 何も変わりはしないの 枯れるほど泣いて 飽きるほど泣いて やがて冷たい雨も止んで サヨナラのかわりに 微笑んだ君の その笑顔は誰のもの? 最後にもう一度 君に触れたくて 僕はこの手を伸ばした それすらもできなかった