さよなら 冷たく交わるひとつの呪文 清らかな願いだけでは変わらぬと はるか彼方へ 途は見えない あなたの足跡を塗りつぶす 風よ 翼よ 此処でない何処かへ 早く連れて行ってはくれないだろうか せめて この眼が閉ざされるその前に 私の海を越えて 約束の歌を聞きたい 誰かの渇いた幻想から生まれるのは しなやかな手足をつけた『けだもの』か はるか彼方へ 途をうしなう わたしの足跡に灯をともせ 雨よ 嵐よ 穢れた思い出が ゆらり 溶けることなく残るのならば いつか この身が土となるその前に あなたの海に眠る すべての熱情を聞きたい あの日の名を呼んで 呼んで 高鳴りに海が割れる 彼方へ 風よ 翼よ 此処でない何処かへ 早く連れて行ってはくれないだろうか せめて この眼が閉ざされるその前に 私の海を越えて 約束の歌を聞きたい LaLaLa...