存在の耐えられない軽さ(愛い大戦争のリフレーン)-仲村芽衣子 きっかけが何だったのかも 思い出すことできず今更 小さ過ぎる領域を賭けて また火花を散らす 他人は言う「愚か者」の私も 忘れてたものを今から 返しに行く 借りたい覚えは どこにもないけれど 「悪戯が過ぎた」とただ 云えば済むことでもない 行き場をな無くした思いが 辿り着いてしまった場所だから 空回りの恐れも 全てどこかへ捨て去って 道理は確かにあるはずだから 戦いはつづいていると 罪のない者たちを たとえ傷付くたとしても 崩れた誇りを蘇らせる 糧として捧げよう まだ哀しく木々は揺れている 向かい風思いの外強くて 逃げ出したくなる今なら 「気分が晴れた」と 投げ出したら 楽になるのだろう 鎬削る意味はもう 変わり果ててしまってる 意地だけをぶつけあうこと その先に何が 見えているのだろう また始まる争い それを無縁の者たちは おかしなものだと 笑うのだろう 構うことなどもはやない この世界の片隅 飛び交う小さな光に 儚い祈りを委ねて翔ける 広過ぎるお大空 理想は遠く