木枯らしが街をなぞる 吹き溜まる芥 街の片隅暮れて 繰り返す夢を願う 過ちさえも 今は美しく見えた 耐え切れなくて 嫌なモノを投げ捨て 悲しみなど 解らぬように この手でまた覆い隠してた 探し出した 闇に霞む空 刻んだ時をすり抜けて 敵わずに 地を叩く手が 終わりへ差し向ける 逸れかけた思い塗りあげて 確かな風を見つけたら ひとつ ふたつ 叶えてゆける 輝く星に 変わる 不条理な街に飲まれ 儚き過去に胸を焦がされ荒ぶ 眺めてた冬の空は 知ったかのように 記憶翻してゆく 数えきれない 思い出だけ仕舞って 幸せから 遠ざかれば この痛みも忘れられるかな 繋がらない 理由を掴めずに 小さなことに怯えてた 誰ひとり わからなかった 心のともし火が 遥か彼方 消えるその前に 伝わるものがあるのなら きっと きっと 諦めないで 一筋の星 掴む 優しい誓い 重ねあう手は そっと そっと 壊さぬように 探し出した 闇に霞む空 刻んだ時をすり抜けて 敵わずに 地を叩く手が 終わりへ差し向ける 永久に続く 彷徨の中で このまま歩む道筋を ひとつ ひとつ 束ねてゆこう 明日へ導く 星を……