また一人飛び去った病室まで鳴り響く 愁いを鎮め歌う小夜啼鳥 何一つ望めない歯痒く無情な体でせめてもの祈りを捧げた 愛を奏でるこのメロディ 安息の鐘鳴らせて 果たせぬ想いを詩にのせて 詩にのせて 詩にのせて 干乾びた砂の地に縛られ 絶望の淵で包み込む聖女の微笑み 綺麗事だけじゃない優しき心と戦う強さを訓えてくれたから 愛を奏でるこのメロディ 安息の鐘鳴らせて 導かれるまま瞳閉じて 瞳閉じて 瞳閉じて 眠りが近づく軋んだ夜更けに泣く啼く美しき声は 何もかも忘れさせてくれる君の様で 愛を奏でるこのメロディ 安息の鐘鳴らせて 果たせぬ想いを詩にのせて 修羅場に散り逝く者へ