[00:45.78]いつだって君は嗤われ者だ [00:49.52]やることなすことツイてなくて [00:52.54]挙句に雨に降られ [00:55.69]お気にの傘は風で飛んでって [01:06.82] [00:59.55]そこのノラはご苦労様と [01:02.52]足を踏んづけてった [01:06.77] [01:15.60]いつもどおり君は嫌われものだ [01:19.48]何にもせずとも遠ざけられて [01:22.62]努力をしてみるけど [01:25.36]その理由なんて「なんとなく?」で [01:29.56]君は途方に暮れて悲しんでた [01:33.54]ならあたしの声を使えばいいよ [01:37.56]人によっては理解不能で [01:40.01]なんて耳障り、ひどい声だって [01:43.70]言われるけど [01:45.21]きっと君の力になれる [01:47.37]だからあたしを歌わせてみて [01:49.79]そう君の 君だけの言葉でさ [02:00.09]綴って 連ねて [02:04.00]あたしがその思想(コトバ)を叫ぶから [02:09.48]描いて 理想を [02:14.95]その思いは誰にも 触れさせない [02:19.88]ガラクタの声はそして響く [02:22.72]ありのままを不器用につないで [02:25.34]精一杯に 大声を上げる [02:30.22]いつからか君は人気者だ [02:34.48]沢山の人にもてはやされ あたしも鼻が高い [02:40.49]でもいつからか君は変わった [02:44.63]冷たくなって だけど寂しそうだった [02:48.96]もう機械の声なんてたくさんだ [02:52.89]僕は僕自身なんだよって [02:55.28]ついに君は抑えきれなくなって [02:58.87]あたしを嫌った [03:00.17]君の後ろで誰かが言う [03:02.70]「虎の威を借る狐のくせに」って [03:05.04]君は ひとりで泣いてたんだね [03:15.02]聴こえる?この声 [03:19.35]あたしがその言葉を 掻き消すから [03:25.10]解ってる 本当は [03:29.91]君が誰より優しいってことを [03:34.93]ガラクタの声はそして歌った [03:37.69]他の誰でもない君のために [03:40.10]軋んでく 限界を超えて [03:45.17]二人はどんなにたくさんの言葉を [03:48.50]思いついたことだろう [03:50.55]だけど今は何ひとつ思いつかなくて [03:54.37]だけどなにもかもわかった [03:56.57]「そうか、きっとこれは夢だ。 [03:59.11]永遠に覚めない、君と会えた、そんな夢」 [04:09.67]ガラクタは幸せそうな笑顔をしたまま [04:14.96]どれだけ呼んでももう動かない [04:19.73]望んだはずの結末に君は泣き叫ぶ [04:24.81]嘘だろ 嘘だろって [04:27.86]そう泣き叫ぶ [04:35.38]「僕は無力だ。 [04:39.71]ガラクタ一つだって救えやしない」 [04:45.14]想いは涙に [04:50.09]ぽつりぽつりとその頬を濡らす [04:55.13]その時 世界は [04:59.72]途端にその色を [05:02.82]大きく変える [05:05.10]悲しみ 喜び [05:09.65]全てを一人と [05:12.83]ひとつは知った [05:15.33]言葉は歌になりこの世界を [05:17.90]再び駆け巡る 君のために [05:20.60]その声に意思を宿して [05:25.68]今 思いが響く [05:29.91]