侵し遷ろうモノと 追われ往くモノ 《終末》(おわり)を偽るモノと それを告げるモノ 犯し虚ろうモノと 負われ逝くモノ 《終末》(おわり)に気付かぬモノと それを告げるモノ 今は未だあの獣の名を… 嗚呼…呼んではいけない 右手には光を 左手には闇を 天秤を繰る手が どちらに近いモノであれ 彼らはこの《東京》(まち)を 誰よりも憎み 愛すでしょう 終末の獣 その名は『リヴァイアサン 遥かなる掟に拠り目覚めし時 世界は終焉を迎えるでしょう ──その心臟は石のように堅く 臼の下石のように堅い ──それは鉄を見ること、藁のように 青銅を見ること、朽木のようである ──地の上には、それと並ぶものはなく 恐れを知らぬ者として造られた ──それは、すべての高き者を見下ろし 全ての誇り高ぶる者の王である 右手には光を 左手には闇を 運命を繰る手が どちらに近いモノであれ 彼らはこの《東京》(まち)に 楽園を創り 壊すでしょう 終末の獣 その名は『リヴァイアサン 遥かなる掟に拠り目覚めし時 世界は終焉を迎えるでしょう 海を呑み干し 滅びの陸へ 焔に抱かれて 時を吼えるでしょう 闇を呑み込み 《終末》(おわり)の空へ 星を堕として 時を喰らうでしょう ──リヴァイアサン、「The Beast of the Endness」…── Leviathan The Beast of the Endness