光が欲しくて暗闇に手を伸ばす 目醒めを待っていたのは見知らぬ ——そして胸に揺らめく誰かの笑顔を 抱いたままに彷徨いながらも 進む男は行く手を遮る霧を 薙ぎ払う絆憶い(おもい)出す…… 家路の幻像(ゆめ)を描き空を越える 黒い宵(night)…白い息(breath)…彼は詩う 無垢な蕾の愛娘(Alice)へと…… 思いを込めても言葉は時に無力で 行動した者だけが真実を掴む ——やがて胸に煌めく少女の决意は 櫂を手繰り彼方へ漕ぎ出し 虚像を映し相手を惑わす霧を 振り払う強さ手に入れる…… 迷いの幻夢(ゆめ)を抜ける扉(door)を探す物語 黒い蟲(worm)…白い霧(mist)…彼女は挑む 無慈悲な森の悪意(malice)へと…… 出会いの数だけ…繋がる冒険譚(story)… 一陣の風(gust)に乗って…箱庭(atelier)に届くだろう… 出会えるよ何時か…嗚呼…孤独(ひとり)じゃないから… ——やがて胸に旗めく冒険者達(かれら)の願いは 翼を広げて 世界を廻り 散らばる希望を集め 全てを隔てる霧を 吹き払う光 解き放つ…… 白夜の幻想(ゆめ)のような 永遠(とわ)を紡ぐ物語 黒い刃(edge)…白い灰(ash)…運命(ぼく)は還える 女神(きみ)の瞳の虹彩(Iris)へと……