凍った鏡に映し出される 落ちてゆく月と 捕われた光 覆い隠された 少女の祈り 暗闇は満ちて 老いし者嘆く 音もなく忍び寄る金の瞳は 終焉の時 呼び起こすだけ 他の誰もが 流れ着く場所に 抗い続けていた 羽ばたくこと忘れずに いつか壊れて この地閉じるのは 悲しいことだとキミは言った それだけを胸に 再生の兆し まだ顕れない ボク等が見たのは 幻の奇蹟か 人々が頼り縋る神々 今はその怒り 雷鳴に変わる 崩れゆく扉をただ見つめていても 動く地の流れ 止められはしない 果てに残った哀れな統べ人は 途を託していった 誰にも知られないで いつか歴史と語る日も来るのだろう そうして過去と未来 繋がるリトの輪 重ねて 立ち止まらずに微笑んで この手で 凍る鏡さえ溶かしてゆく 他の誰もが 流れ着く場所に 抗い続けていた 羽ばたくこと忘れずに いつか壊れても この地閉じぬように 宿命さえ跳ね返す それだけを胸にゆくよ―