霞(かすみ)の朝(あさ) 急(いそ)いだ 差(さ)し込(こ)む光(ひかり)きらめく 履(は)き潰(つぶ)した靴(くつ)を脱(ぬ)ぎ 静(しず)かに息(いき)吸(す)い込(こ)んだ 躓(つまず)くように駆(か)け出(だ)し それでもまだ心(こころ)は前(まえ)に 走(はし)る 風(かぜ)を追(お)い越(ご)して キミを目指(めざ)した この足(あし)は 確(たし)かなもの 踏(ふ)みしめて きっとそこに ボクの目指(めざ)す未来(みらい) あるのだろう 星(ほし)の見(み)えない夜(よる)には 地(ち)を背(せ)に 瞼(まぶた)を閉(と)じた 伸(の)ばした身体(からだ) 抜(ぬ)けてゆく 予感(よかん)と少(すこ)しの惑(まど)い 記憶(きおく)の底(そこ) 掘(ほ)り出(だ)して 飾(かざ)る言葉(ことば) 何(なに)も要(い)らない 走(はし)る キミとどこまでも 空(そら)に掲(かか)げた この両手(りょうて)は 無限(むげん)の夢(ゆめ) 掴(つか)んだら きっと明日(あす)も ボク等(ら)の進(すす)む道(みち) 続(つづ)くのだろう 昇(のぼ)る陽(ひ)が 街(まち)を照(て)らす 走(はし)る 風(かぜ)を追(お)い越(ご)して キミを目指(めざ)した この足(あし)は 確(たし)かなもの 踏(ふ)みしめて きっとそこに ボクの目指(めざ)す未来(みらい) あるのだろう 空(そら)に掲(かか)げた この両手(りょうて)は 無限(むげん)の夢(ゆめ) 掴(つか)んだら きっと明日(あす)も ボク等(ら)の進(すす)む道(みち) 続(つづ)くのだろう 「ジェッダ」 作曲.編曲:MANYO 時(とき)を超(こ)えて 遠(とお)く辿(たど)りついた 僅(わず)かな兆(きざ)し そこに 木々(きぎ)のざわめき 姿(すがた)を隠(かく)す声(こえ) 全(すべ)て包(つつ)みこんで 消(き)えた月(つき)が 見(み)えることないまま ただ前(まえ)を向(む)き ボク等(ら)行(ゆ)こう─ 終わり