崩れた岩の間に躰を預けて 探るのは闇の淵 拭えぬままの汗こびりつくように 虚ろの心包んでゆく 救いの声 かき消される どうせ守る命でもない 交わした剣戟を 混じった緋の色を 断ち切って進む足で踏みにじってしまえ 掻き切る喉の先 見据えたのは確かに希望だった 明日は見えないのに 駆け抜けていく ただ駆け抜けていく 騒ぐ鼓動 閉じ込めて 震える唇に溢れる血の匂い 魂の在処を知る 無限の移ろいと千切れた時の輪 胡乱の心祓ってゆく 知らない空 掻き乱れる こんなこと望んじゃいない 放った曲がり矢を 描いた未知の弧円を 汚れたそのてのひらで叩き潰してしまえ 断ち切る過去なんて最初から無かった 操られた人形だとしても 生き抜いてゆく ただ生き抜いてゆく 翳る命 繋げて 出口のない回廊 零れ落つ雨粒の流れを見つめていた 交わした剣戟を 混じった緋の色を 断ち切って進む足で踏みにじってしまえ 掻き切る喉の先 見据えたのは確かに希望だった 明日は見えないのに 駆け抜けていく ただ駆け抜けていく 騒ぐ鼓動 閉じ込めて 振り絞った言葉を 凍えたままの命で塞ぎきってしまえ 断ち切る過去なんて最初から無かった 操られた人形だとしても 生き抜いてゆく ただ生き抜いてゆく 翳る命 繋げて