あれからもう 幾度一人の夜をすごしたのでしょう あの日の契り胸に抱いて 一人佇むカフェテラス 過ぎ行く季節に残されて 冷めたカップに注がれる 少し古ぼけた恋の歌… 見上げれば紅い空 瞳閉じて 貴方の光感じた気がして微笑んだ 柔らかな風が吹く… 私の歌声どうか貴方に届くように あと幾年 孤独な夜を過ごせば 私の想い 貴方の元へ伝わるのでしょう ああ二つ並べたティーカップ 甘やかな記憶辿りつつ ふと口ずさむこの歌が 私の心を締め付ける… 見渡せば深い闇 身を包んで ねぇどうか忘れないで 私の子守唄 もうすぐ時が沈む… 目を閉じてさあ歌おう 最後の揺籃曲 紅い空、揺れた花 思い出して いつまでも貴方の傍 響いてる揺籃曲…