[03:20.18][01:39.75][00:01.82]綺羅星一つ流れた まばたきする間に見失った [00:11.66]視界の隅に捉えた星は物憂げに煌々と [00:21.40]夢路の先は深い霧 探す道標 見当たらない [00:31.12]この声 もしも誰かに搯々と淀みなく届くなら [03:59.90][00:41.62]未だ夢見し臥所の主 永久の夜は尚坦々と [04:09.73][00:51.39]暇に厭き厭き襖を開き 嗚呼 草臥れたと又閉じる [01:01.46]一つの言葉に籠められた想いなど [01:06.38]説明無しには伝わらないけど それでも中空に心を漂わす [01:16.19]私を誰か掬って [01:20.28]傷付いたままの姿で 紫色の痣を数えるのが [01:30.68]惨めでも憧れでもあり 私は手を差し伸べるだろう [01:49.49]頭上に凛と佇む月は物怖じせず皓々と [01:59.35]射千玉の黒髪映える衣纏い 手鞠弾ませて [02:09.15]玩んだ時間の分だけ 喪ったものを数えて笑う [04:19.55][02:19.55]未だ夢見じ不死の和主 永久の夜は尚粛々と [04:29.33][02:29.36]暇に厭き厭き襖を開き さあ一戦とまた滾る [02:39.55]一対の翼に乗せた願いなど叶わないのは知っているけど それでも虚空に身を躍らせる [02:54.08]私を誰か救って [02:58.09]覚束ない危うい足取りで遠ざかっていく後ろ姿が [03:08.49]哀れでも 愛おしくもあり 私はただ見送るだろう [03:29.95]地上に普くそそぐ光は余情までも払う [03:39.69]暁は決して訪れず せせらぎはいつからか聞こえない [03:49.47]死にとし死ねるものでは 綴れぬ抄せぬ儚物語