[ti:儚] [ar:魂音泉] [00:00.00] [00:32.50]岸から岸 繋ぐ渡し舟 六文の銭と引き換えの儀式 [00:35.75]黄泉に遷り遠ざかる意識 流転する景色 値千金 [00:39.12]ただ闇雲に斬り掛かるしか無い 見渡す限り霧かかる視界の中に [00:42.73]鳴り響く諸行無常 魍魎の匣は拒食症 [00:45.83]輪廻転生する根無し草 夢見る蝶の記憶は泡沫 [00:49.25]断片紡ぐ幼気な仕種 躯が憶えている謡い方 [00:52.60]永久に流れるこの音の中で奏でる言の葉枯れる事勿れ [00:55.92]神経を蝕む人生の苦 纏めて消し去る辞世の句 [00:59.29] [01:02.99]暗転から全反射 決別した現世と雪月花 [01:05.81]哭く霊魂此の場離れ心中 鎮具破具な言霊だけ [01:09.74]転がる髑髏を取り巻く執着の残り滓が織り成す [01:13.24]五線譜の上 鬼火が踊り出す 旋律を喉に刺す [01:16.13]いつも通り泉の畔 水面に広がる波紋の様に [01:19.33]まだ到底辿り着かない輪廻転生 情景想い浮かぶ騒霊 [01:23.05]操と鬱迷い込み幻想が奏であげた星屑の伴奏 [01:26.51]受難 刺激が不足な方向け 魂に乗せた言葉の餞 [01:30.12]彼岸過ぎ彷徨う月夜の亡霊 音が鳴る方へ 後ろの正面 [01:33.22]浮世の光景に悲観主義が迷う 来世で張る次の予防線 [01:36.60]反響する音放つ合わせ鏡 残響の余韻作る忘れ形見 [01:40.05]片隅に一人 言葉書き殴り 巡る阿弥陀籤の中 神隠し [01:43.38]夢か現かを問う個の命 儚い人の夢 [01:46.20]散りばめた光が跳ね返り 騒霊の宴を照らす [01:52.80]永久の音が溢れ出る世界に魂を捧げ [01:59.60]繋がり離れては繰り返し 騒霊の唄 手を伸ばす [02:06.27]呟いた 桜舞う世界に?どうかこのままで? [02:13.86] [02:17.15]風前の灯 狐火の如く燃える蝋燭は命の鼓動 [02:20.63]同刻 紐解く全て戯れ言 慟哭の声すらも他人事 [02:23.94]音を貪る喧騒から詩を連想する魂込める演奏 [02:27.23]三稜鏡を象る 夢の中辿る 抜け出せぬ譜面上 [02:30.42]口から吐き出す言葉を読み解く力 足枷外し向かう黄泉の国から [02:33.99]事の弾み 切っ掛け 音色響かせ 昔に書いた歌詞は冥土の土産 [02:37.37]左から右 また今しがた陽を浴び 静かに罅割れた煌びやかな日々 [02:40.57]忘れかけた欠片を集め重ね重ね 空高く翔けた願いを叶え給え [02:44.25]命の檻 何処にも往けない [03:00.46]消えかけた祈りが生き返り 浮世を離れ奏で合う [03:07.15]何処までも続くこの世界に魂を捧げ [03:13.92]繋がり離れての往き帰り 月夜の中でまた出会う [03:20.61]振り向いた 音の無い世界に戻れないのは何故 [03:27.48]散りばめた光が跳ね返り 騒霊の宴を照らす [03:34.07]永久の音が溢れ出る世界に魂を捧げ [03:40.80]繋がり離れては繰り返し 騒霊の唄 手を伸ばす [03:47.43]呟いた 桜舞う世界に?どうかこのままで? [03:55.18]