[00:04.080]向(む)こうの世界(せかい)はいつも賑(にぎ)やか だけどどこかつまらなそうだ [00:15.500]『一緒(いっしょ)に笑(わら)える』それだけのこと とても大切(たいせつ)なこと [00:25.400]教(おし)えてくれた君(きみ)への感謝(かんしゃ)は 尽(つ)きないけど「ありがとう」とは [00:36.750]照(て)れくさくて言(い)えそうにない 今夜(こんや)も黙(だま)って乾杯(かんぱい) [00:47.370] [00:50.780]「憂世鬱世(うきようつせ)」云々(うんうん)嘆(なげ)き節(ぶし) 肴(さかな)に呷(あお)る酒(さけ)の苦味(にがみ)よ [00:58.260]けれども染(し)み入(い)り酔(よ)いぬのは 君(きみ)と居(い)るからこそ [01:04.300] [01:05.710]月夜(つきよ)に想(おも)い耽(ふけ)る 一方的(いっぽうてき)な送(おく)り船(ふね) [01:08.850]何時(いつ) 何時(いつ)苦(くる)しみ酒(さけ)が染(し)み またあの日(ひ)を慈(いつく)しみ [01:13.040]癖(くせ)に成(な)る様(よう)な嫌(いや)な辛味(からみ) 酒(さけ)は進(すす)めど蟠(わだかま)り [01:16.700]盃(さかず)に君(きみ)を投影(とうえい) する度(たび)波紋(はもん)や花見月(はなみづき) [01:20.320]瞳(ひとみ)が嵩(かさ)を増(ま)さす 揺(ゆ)れる心(こころ)は過度(かど)な摩擦(まさつ) [01:23.810]笑(わら)い話(ばなし) にも出来(でき)ずに想(おも)いは盥回(たらいまわ)し [01:26.890]それでも回(まわ)る世界(せかい) [01:28.280]そう変(か)わらず二人(ふたり)は存在(そんざい)してる [01:30.450]今(いま)でも垢抜(あかぬ)けない [01:31.790]想(おも)いが交差(こうさ)し後悔(こうかい)し寝(ね)る [01:33.250]向(む)こうの世界(せかい)は平穏無事(へいおんぶじ) だけどどこか息苦(いきぐる)しそうだ [01:40.580]肩(かた)の力(ちから)を抜(ぬ)き過(す)ごせる 場所(ばしょ)ではないのだろう [01:47.170]「渡世(とせい)は厭世(えんせい)」云々(うんうん)恨(うら)み節(ぶし) 肴(さかな)に浸(ひた)る酒(さけ)の苦味(にがみ)よ [01:54.670]けれども染(し)み入(い)り酔(よ)いぬのは 君(きみ)が居(い)るからこそ [02:00.840] [02:01.790]僕(ぼく)は名前(なまえ)も知(し)られてない 君(きみ)の周(まわ)りには人集(ひとだか)り [02:08.750]だから僕(ぼく)は 少(すこ)し離(はな)れた場所(ばしょ)で 君(きみ)を見(み)ていた [02:15.410]薄(すすき)ざわめき 雲隠(くもがく)れの月(つき) 妙(みょう)に肌寒(はだざむ)い夜(よ)の小道(こみち) [02:22.840]足元(あしもと)を照(て)らす程度(ていど)でいい 今夜(こんや)は灯(あか)りが欲(ほ)しい [02:29.250] [02:30.450]当面(とうめん)の予定(よてい)は未定(みてい) そう透明(とうめい)で依然(いぜん) 差(さ)し出(だ)す両手(りょうて) [02:34.450]二人(ふたり)が見(み)ず知(し)らず 何(なん)て想(おも)いだす意気地(いくじ)無(な)し [02:37.980]未来(みらい)予想(よそう)すら 幾(いく)ら重(かさ)ねても肥大妄想(ひだいもうそう) [02:41.150]喉(のど)を詰(つ)まる言(い)いたい事(こと) 弱音(よわね)を吐(は)き崩(くず)れる膝小僧(ひざこぞう) [02:45.050]たまにの晩(ばん)釈然(しゃくぜん)の晩酌(ばんしゃく) 全能(ぜんのう)まではいかず [02:48.570]「また、いつか」だけは誓(ちか)う それで明日(あした)が始(はじ)まりだす [02:52.100]実(にげ)も無(な)い話(はなし)も根掘り葉掘り(ねほりはほり) 二人(ふたり)の時間(じかん)に華(はな)を咲(さ)かす [02:55.130]実感(じっかん)出来(でき)れば有終(ゆうしゅう)の美(び) 貴方(あなた)の立場(たちば)も重々(じゅうじゅう)承知(しょうち) [02:57.880]向(む)こうの世界(せかい)が幕(まく)を閉(と)じて 彼(かれ)らは大(おお)きく息(いき)をついた [03:05.280]僕(ぼく)らもいずれ別(わか)れるだろう それぞれの行(ゆ)く先(さき) [03:11.860]君(きみ)との別(わか)れはちょっと悲(かな)しいけど 涙(なみだ)の別(わか)れはもっとつらい [03:19.410]だから僕(ぼく)はきっとその時(とき) 笑(わら)いながらに言(い)うよ [03:26.500] [03:27.820]二人(ふたり)騒(さわ)ぎ二人(ふたり)酔(よ)い耽(ふけ)る 今夜(こんや)が最後(さいご)でもないのに [03:35.290]僕(ぼく)の視界(しかい)がぼやけていく 袖(そで)でこっそり拭(ぬぐ)う [03:41.880]薄雲(うすぐも)越(こ)えて注(そそ)ぐ月明(つきあ)かり 君(きみ)と寄(よ)り添(そ)ってこの夜道(よみち) [03:49.370]今夜(こんや)は月(つき)が明(あか)るいけど もう少(すこ)し このまま [03:56.010]「憂世鬱世(うきようつせ)」云々(うんうん)嘆(なげ)き節(ぶし) 肴(さかな)に呷(あお)る酒(さけ)の苦味(にがみ)よ [04:03.520]けれども染(し)み入(い)り酔(よ)いぬのは 君(きみ)と居(い)たからこそ [04:10.130]「渡世(とせい)は厭世(えんせい)」云々(うんうん)恨(うら)み節(ぶし) 肴(さかな)に浸(ひた)る酒(さけ)の苦味(にがみ)よ [04:17.670]けれども染(し)み入(い)り酔(よ)いぬのは 君(きみ)が居(い)たからこそ