歩(ある)いて、觸(さわ)って、眠(ねむ)って、目覚(めざ)めて ありふれた明日(あした)は來(こ)ない この身(み)が終(お)わると気付(きづ)いた時(とき)から 叫(さけ)び始(はじ)めた 命(いのち) もしも この両足(りょうあし)が自由(じゆう)なら 部屋(へや)の外(そと)へ踏(ふ)み出(だ)していこう もしも この両腕(りょううで)が自由(じゆう)なら 誰(だれ)かに觸(ふ)れてみたい 神(かみ)がいるのならば なんて無力(むりょく)な すがりつく 鼓動(こどう)の糸(いと) 苦(くる)しい 苦(くる)しい それでも生(い)きたい 安(やす)らかに眠(ねむ)れなくていい この身(み)が終(お)わると気付(きづ)いたその日(ひ)に 私(わたし)は生(う)まれ落(お)ちた 苦(くる)しい 苦(くる)しい それでも生(い)きたい 安(やす)らかに眠(ねむ)れなくていい 無數(むすう)の儚(はかな)い「もしも」を切(き)り裂(さ)く 心電図(しんでんず)の音(おと)が 生(う)まれて、目覚(めざ)めて、眠(ねむ)って、それから その先(さき)には何(なに)があるの 無數(むすう)の儚(はかな)い「もしも」を夢見(ゆめみ)た 長(なが)い夜(よる)が明(あ)けていく 息(いき)を殺(ころ)して待(ま)った 真っ赤(まっか)な朝(あした)を待(ま)った 真っ赤(まっか)な朝(あした)を待(ま)