差す星明り 遮(さえぎり)ったのは 見覚えのある 懐かしい影 眠る我が児(こ)の 手を握り締め 思い出すのは  少女だった頃 彼の手を取り  飛んだ青空 夢で描いた  御伽の国 変わらぬ姿 少年の儘(まま)で 大人になった私に気付かず あの頃の様に無邪気(むじゃき)に笑って 手を引こうとしたけど ごめんね、そっと謝(あやま)り告げるわ 夢の国には戻れないことを 私はもう飛べないから この地 踏みしめ歩いてる 君はそのままでいいの? 子どものままで永遠を生きる 君にはこの痛みも喜びも わからないだろうけど でも今 私は幸せよ 大人になることに怯えないで 君が言う程悪くはないから 裏切ったと泣く君を抱き締め あの日の星に祈る 共に歩めますように