虐げられる毎日 私は不平も謂わずに 尽くします貴方の為 今宵も一人で 鳥のさえずりに目覚め 館には誰もいなくて これはどうしたことでしょう 理解できずにいた… 山の様に積まれた書籍は読み放題 紅茶も御菓子も食べ放題!! 私の時代が来た 邪魔な物は何処かへ 今日は何して過ごす? 心が躍る? 夢のようなひととき――。邪魔な物は何処かへ 私を狙うナイフその陰もなし 楚々とした振る舞いから王者の品格が生まれ 私こそが主だと館は語った そんな私の時代、ついに終わりを告げる。 それは赤瞳の少女のもの 私の時代は去り邪魔な物がはびこり 眠る事も許さず私を見張る 夢の様な事等ありはしない、この世に あとは同じ毎日、繰り返すだけ 終わり