心を失い 声も奪われた夜は お前が逃げ出す 全ての扉に鍵を 虚飾を紡いで ヴァニラの素肌隠した シルクの服など ここで破り脱ぎ取れよ ろくでもない涙は お前を濡らし 俺の名を叫ぶだろう お前の顔が歪む時 聖なる愛に苦しむ喜び 果てていくのさ 生き続ける理由さえも この瞬間に砕け散っていく お前の中で 窓の外 陰鬱な目で 見つめている 白い その背中を 抱きすくめる 世界が過ぎ去り 最後の夜にお前は 胸にしがみつき 全てを受け入れるだろう 俺の腕の中 もがくほどに芳香が 血の中に流れ 淫らな扉 開くよ 細い腕を束ねて せつなく踊れ 悲しげに睨む瞳 お前の素肌の奥まで 愛が届いて熱くなっていく 真実だから 嵐の中で揺れている 肩を掬うように抱きあげよう 震えているね 激しさで 艶色の肌 シーツ染めて 何か 忘れるよう 求め合うよ お前の顔が歪む時 聖なる愛に苦しむ喜び 果てていくのさ 生き続ける理由さえも この瞬間に砕け散っていく お前の中で 激しさで 艶色の肌 シーツ染めて 何か 忘れるよう 求め合うよ