GUILTY RUBY ヴォーカル・コレクション 炎の蜃気楼 IV ー執愛ー 作詞: 桑原水菜 冷えた壁の隅 優しさの消えた監獄 繋がれた獣が 救い求めて窓見上げる 錆び朽ちる鎖 抱えて呻く手のばせど 壊れてゆく絆を 繕う術はもうない おまえの苦い愛を 命から搾りとれば 現実から逃げたツケを払う 自業自得の涙よ この先には出口はない だから壁を叩き続ける 臆病のナイフさえ 傷つけるのは自分だけ 砕けない夜の果てには おまえの姿も見つからない 解き放つこともできない 安らぎは与えてやれない 愛からはほど遠い 罪とさえ呼べない愚かさ 歪む存在と 強迫に病んだ心は 過ちの言い訳を 誰にすれば許されるのか 疑念と否定に 溺れるひ弱な自分の 卑怯無き愛し方 おまえが教えてくれよ 苦しい この世界は「無意味の罪」の楽園 なすりつけあう愚かな争い 巻き込まれてく無罪の愛 裁くべきはオレの狡さ 自己愛まみれの不全愛 償いもできぬまま 見え透いた真実の悔い おまえに愛されなければ ひとり立つこともできない 勝ち続けなければ駄目だ だけど拳は萎えて落ちる 振り返れない背中 強くただ抱きしめておくれ 身を守る鋼条綱の偽悪 被害妄想 閉ざす扉 告白はヤワな身の逃げ 執行猶予のない痛手 もうすべて捨てるから それ以上触れないでくれ この先に道はあるのか どこまで行けば夜が明ける 求めることが罪なのか 死とは存在に購いか 喪えない この手から 欲望にひざまずくー祈り