[00:04.572]向こうの世界は いつも 賑やか だけど どこか つまらなそうだ [00:15.876]「一緒に笑える」 それだけのこと とても大切なこと [00:25.979]教えてくれた君への感謝は 尽きないけど 「ありがとう」 とは [00:37.477]照れくさくて 言えそうにない 今夜も 黙って乾杯 [00:51.412]「憂世鬱世」 云々嘆き節 肴に呷る酒の苦味よ [00:58.936]けれども染み入り酔いぬのは 君と居るからこそ [01:06.598]月夜に想い耽る 照らすほろ酔いの背 [01:10.270]涙伝う頬は赤らみ 踊りだし酒の辛み乗せる [01:13.400]少し寒いのは肌着のせい?君がいないから?…いや気のせい [01:17.184]数少ない嗜みかっ喰らい撹乱するかつて無いほど [01:20.814]自分にただ苛立ち眼差しは確かに哀しみの舞 [01:24.341]笑い話 にも出来ずに想いは盥回し [01:27.607]それでも回る世界そう変わらず二人は存在してる [01:31.186]今でも垢抜けない そのままで後悔し寝るね [01:33.891]向こうの世界は 平穏無事 だけど どこか息苦しそうだ [01:41.277]肩の力を 抜き 過ごせる 場所ではないのだろう [01:47.851]「渡世は厭世」 云々 恨み節 肴に浸る酒の苦味よ [01:55.234]けれども染み入り酔いぬのは 君が居るからこそ [02:02.443]僕は 名前も 知られてない 君の 周りには 人集り [02:09.527]だから 僕は 少し 離れた 場所で 君を見ていた [02:16.100]薄ざわめき 雲隠れの月 妙に 肌寒い 夜の小道 [02:23.574]足元を照らす程度でいい 今夜は灯りが欲しい [02:30.882]飲んで吐いてく 酔わんとする 華奢な抵抗 これは知恵の輪 [02:34.519]外していく過程 解かれば終い 子供の僕には理解りやしない [02:38.085]寄せて返してく この感情 半ば迷走 だけどさ [02:41.588]消えてしまうより 賭けてしまいたい まだ燃ゆる灯を いつか いつか [02:45.519]「今夜は月が綺麗ですね」 どうやら君は気付いていない [02:49.155]項垂れてホッとするのはバレて覗き込む様に思わず [02:52.257]目線を逸らして「なんでもないから」 今宵もいつか酒の肴 [02:55.908]患い人はあてのないまま 横顔を眺め惚れる [02:58.955]向こうの世界が 幕を閉じて 彼らは 大きく 息をついた [03:05.905]僕らもいずれ 別れるだろう それぞれの行く先 [03:12.522]君との別れはちょっと悲しいけど 涙の別れはもっとつらい [03:20.006]だから僕はきっとその時 笑いながらに言うよ [03:28.524]二人 騒ぎ 二人 酔い耽る 今夜が 最後でもないのに [03:36.010]僕の 視界が ぼやけていく 袖で こっそり拭う [03:42.612]薄雲越えて 注ぐ月明かり 君と 寄り添って この夜道 [03:50.002]今夜は 月が明るいけど もう少し このまま [03:56.700]「憂世鬱世」 云々 嘆き節 肴に呷る酒の苦味よ [04:04.153]けれども染み入り酔いぬのは 君と居たからこそ [04:10.777]「渡世は厭世」 云々 恨み節 肴に浸る酒の苦味よ [04:18.330]けれども染み入り酔いぬのは 君が居たからこそ