ぶつかって 逃(に)げ込(こ)んで 僕(ぼく)はいつしか ここに立(た)ってた 誰(だれ)もが憧(あこが)れる ヒーローに なりたくて でもなれなくて これぐらいじゃ 届(とど)かないこと 分(わ)かっていたのに 敗北(はいぼく)の少年(しょうねん) 現実(げんじつ)を謳(うた)え あんな風(ふう)に空(そら)は飛(と)べやしないんだ こんな夜(よる)に 意味(いみ)があるなら 僕(ぼく)らは地(ち)を這(は)う 耳鳴(みみな)りが こだまして 僕(ぼく)に 奇跡(きせき)が 問(と)いかけるんだ 「君(きみ)の夢(ゆめ) 憧(あこが)れたヒーローに 今(いま)すぐ させてあげよう」 飴(あめ)みたいに 差(さ)し伸(の)べられたって 嬉(うれ)しくないんだ 敗北(はいぼく)の少年(しょうねん) 存在(そんざい)を謳(うた)え 君(きみ)みたいに眩(まぶ)しくはなれないけど こんな夜(よる)に 意味(いみ)があるなら 僕(ぼく)らは地(ち)を這(は)う まだ地(ち)を這(は)う 鼓動(こどう)を知(し)って 息(いき)を吸(す)い込(こ)んで 「僕(ぼく)は遠慮(えんりょ)するよ」 敗北(はいぼく)の 敗北(はいぼく)の少年(しょうねん) 平凡(へいぼん)を謳(うた)え あいにくと神(かみ)は信(しん)じないタチで すれ違(ちが)いの 物語(ものがたり)よ さよなら 敗北(はいぼく)の少年(しょうねん) 現実(げんじつ)を謳(うた)え 僕(ぼく)らは泥(どろ)を這(は)い蹲(つくば)るもの こんな夜(よる)も 愛(いと)しいから 僕(ぼく)らは地(ち)を這(は)う ただ地(ち)を這(は)う