遠く 思うものは 胸に熱い 記憶よ 不意の 暗い兆し 振り払うように 指先へと漲る 力をしならせながら あの的を狙い 弧を描け 限りなく征けよ ただ立ち向かえばいい 勝ち目なくとも 覆せるさ この矢は 外さない 高鳴る風よ 黒き弓よ 運命さえも 射て 戦火の紅い色は 何を思い 揺らめく? 時代 越えて届く 伝説の意味か 夢でいつか響いた 終わりのない勝ち鬨よ 流れる星さえ 射ち落とせ 限りなく征けよ ただ突き進めばいい 敵など すべて蹴散らすまで この弓と共に 矢羽を鳴らせ 流線形よ 運命さえも 射て かけがえない地と かけがえない人を 命がけでも 守るまでさ この矢は 外れない 唸りをあげよ 逸る弓よ 祈り胸に 征け 深き その意志よ 誇り高き弓よ 運命さえも 射て