舞う花びら 空は詠う 夜明けの桜が思い出すのは 廻る 優しい物語 さくら さくら さくら さくら 遠き夢の逆月 揺れる夜宵空映す 散り行く花びらに 二人の足跡さえ消える もしもすべてを忘れてしまっても きっと笑顔で 会いたい さくらよ舞え 闇に光れ 渡しを彼方へと運ぶ標となれ 懐かしい記憶 消えていく 掌に落ちた涙も全て 包み この魂が還る日まで さくら さくら 夜宵降り咲く雪よ あの日きいた歌も 夢幻の時に霞消える ずっと心の傍で笑ってた 貴方の声が聞きたい さくらは舞い 風に踊る 雪のように儚くて だけど愛しくて 思いを乗せるの 遠い影 移ろう夢 出会いを紡ぎだす 過ぎ去りし 春がまた光を射す さくらは咲く 青い空透き通る 乱れ舞う花幻の向こうに 歩き出す風に添われ 微笑む貴方に今 辿り着く また廻るさくらの唄