出会い重ねる歳月 巡る桜花の抄 幸せを刻んだ日は 綻びを見せる 白く小さな左手 崩れる砂のよう 消えてしまわないように その名前を呼ぶ 欠けた空に願いも届かない 暮れ惑う心には君の声 ふわり花が咲く 溢れる陽向の絵 さよなら別れの日 変わる全てに止まらないで 裏側の最果てには 移ろう季節だけ 思い返せば揺らめく 色褪せない貌 続く坂道 このままどこまでも 今も待ち侘びる夢の始まりを ふわり花が咲く 零れる陽向の絵 さよなら別れの日 変わる全てに止まらないで 憂い尊ぶ緑は何より深く 淡い風が凪ぐその時に そしてまた花が咲く 溢れる希の絵 木間から架かる虹 君まで伸び そして花降る春には 鮮やかな音色で 彩り奏でてる 永遠の風景よ さよなら別れる日 手には仄かな小さな灯り