吟:これでよしっと、うん、綺麗になったね。 綴:ピカピカ、お部屋綺麗。 吟:綺麗な部屋は気持ちがいいね。綴、お手伝いしてくれたありがとう。助かったよ。 綴:へへ。 吟:君もせっかくの休みの日なのに、掃除を手伝ってくれてありがとう。二人のお陰で早く終わったよ。 ああ、ふふ、君もお腹の虫が鳴いてる。 綴:僕も、お腹空いた。 吟:二人とも頑張って掃除をしてくれたからね。 じゃあ、頑張ってくれた二人に、美味しいお昼ご飯を作ってあげようかなぁ。 ああ、もちろん、腕に縒りを掛けて、美味しい昼ご飯を作ってあげるよ。何が食べたい? 綴:食べたいもの? 吟:なんでもいいよ。今食べたいと思うものを言ってご覧? 綴:ええど。ん。お姉ちゃんは?お姉ちゃんは、何が食べたい? えっ?僕が食べたいもの?食べたいの?ん、ん。 吟:二人はこうして見ると、まるで本当の兄弟みたいなぁ。 綴:ああ、ハンバーグ。うん。パパの作るハンバーグ、大好き。 ん?何?お姉ちゃん。僕とお姉ちゃんで、パパを喜ばせる方法があるの? それで、何?うん。うん。ああ!うん!僕も、頑張りたい。パパ。 吟:ん?なんだい?メニューが決まった? 綴:うん。ハンバーグ。お姉ちゃんと、パパと一緒に、ハンバーグ、食べたい。 吟:ハンバーグか?分かった。じゃあ綴と君のために、美味しいハンバーグを。 って、どうしたの、綴? 綴:あのね、僕もお手伝いする。 吟:ええ? 綴:美味しいご飯食べれば、皆幸せって、お姉ちゃんが言ったから。 吟:綴。 綴:美味しい昼ご飯を皆作れば、もっともっと幸せになれるから。そうだよね、お姉ちゃん。 吟:うん。うん!そうだね。皆で作ればもっともっと美味しくなって、もっともっと幸せになるね。 よーし。それじゃあ三人で、一緒に美味しいハンバーグを作ろう。 綴:うん!