繭に護られてぼんやり見てる 決戦前夜は長く永くうつゆふ 紫陽花が途を造り 白黒の回路の螺子を卷く 蟻の群れの行進が 通り過ぎて行くよ 水の橋渡るよ いつからか沈黙してる 騙し絵が世界を変えたの 都は荒廃してて 白黒の回路と同化した 草が零した雫は 輪を広げていくよ 輪を重ねていくよ 忘れたい僕の記憶と 忘れたい君の体温 もしも華やぐことがあれば 夜が明けたり 扉開けて もしも季節を動かせたら 今日を記念日に 聖なる日に 繭に護られてぼんやり見てる 決戦前夜は長く永くうつゆふ もしも華やぐことがあれば 夜が明けたり 扉開けて もしも季節を動かせたら 今日を記念日に 聖なる日に もしも見上げた空笑えば 虹の手紙を贈り物に もしも心が羽化出来たら 暖かいものに触れて加速するの