白く揺らめく 君を追いかけた 窓の外は雨の音だけで 僕らは 僕らは 夜明けに溶けてゆく 気づかない温度で 忘れさせてくれないかい? 幼い僕の手が 摘み取る 淡い花 (分かっているよ) (笑っているよ) 街を歩く誰も知らない 花の匂いに 胸を踊らせた 独りきりの空が傾いて 僕らは 僕らは よく似た影を引く 大人になる前に 履きつぶして捨てたんだ だけど思い出して 同じ色 探すから あの日 きっと僕ら 毛糸のように 小さくなって 見えなくなって お互いの想い 胸に隱して 笑顔の奥で 泣いていたんだ 踏み出せないまま 飲み込んだ声 小さくなって 見えなくなって 思いがけない言葉がこぼれた サヨナラなんて 言いたくないけれど 窓の外の雨がきらめいて 僕らは 僕らは 静かに離れてく 終わらないトワイライト 吹き消してまいたいよ 答えを秘めたまま 聴かせて もう一度 今も そっと抱いた はかない夢が 小さくなって 見えなくなって 仮面の自分を 捨てられなくて 泣いていたんだ 泣いているんだ 踏み出せないまま 飲み込んだ声 小さくなって 見えなくなって 思いがけない言葉がこぼれた サヨナラなんて 言いたくない だけど きっと僕ら 毛糸のように 小さくなって 見えなくなって お互いの想い 胸に隱して 笑顔の奥で 泣いていたんだ それでも 君の名前を呼ぶんだ 小さくなって 見えなくたって 行方も知れない願いに花を 咲かせるように 白く 淡い花を [00:13