あそこを見ろよ　彼女とあいつが
腕をからませ步いてく噂の二人

彼女はとても　黑い服が似合う

物憂げな目をしてた　憧れのまとさ

游び好きなあいつ　にくい自惚れや

すれ違う女には　いつも思わせぶり

あいつが彼女に　モーションをかけた

指をくわえて見てるうち

取られてしまったのさ

あそこを見ろよ　彼女とあいつが

腕をからませ步いてく　噂の二人

あの頃のことを　話に来ないか

いつ頃あいつと別れたの
詳しくは聞かないから

なつかしい顔が　みんな揃ってる
思い出一つ話すたび笑いがこぼれる

すぐに受話器をおいて　この店においで
昔のままの壁挂けや　今も残る落書き

あそこを見ろよ　彼女が走ってくる

窗越しに僕は呟くよ　好きさ君を今も