魔法に掛かった男の子 初めて空を翔けた 見下ろした街はきみと作った砂の街に似てた いつもみたいにきみの背中を追いかけてゆく 背負った傷をぼくにも少し分けておくれよ 晴れた日には会いにゆくから時々は思ってよ 晴れた日には会いにゆくから2番目に想ってよ 魔法に掛かった男の子 初めてきみがくれた くちびるは少し冷たくて雨の味に似てた 夜が来るのをひどく怖がるきみの隣で 木陰はぼくらの隠れ家だって内緒のハナシ 濡れた頬は拭えないけどココに居てもいいでしょう? きみのお気に入りの指輪が 青に染まる日までそばにいるよ 魔法に掛かった男の子 果たせなかったコトバ 見下ろした街が遠くなってきみと見てた空へ 魔法に掛かった男の子 最後に空を翔けた 消えてゆく 愛しきみの目に映る日々もぼくも 晴れた日には会いに 胸の奥へ会いにゆくよ