[00:10.660]手足二つずつ生えている程度じゃ 愛せるものも二、三で それが [00:16.150]バカみたいに増えていくようだと 捨ててかなきゃいけないね [00:21.160]だから沢山愛せるようにと 意地汚いこの僕は ある日 [00:27.130]不器用な自分を愛するのは 止めにすると決めたんだ [00:31.960]僕は [00:37.080]僕は [00:42.960]神様から授かったこの生命を 母から受けた生命を 僕は [00:48.680]人並みには使えもしないので 今朝のゴミに出しました [00:53.840]誰にも期待なんてされずに いよいよ開演を迫られて [00:59.230]ついに幕を開けた人生劇場 客もいないままに [01:04.000]かなしみのなみにおぼれる [01:09.290]かなしみのなみにおぼれる [01:18.280] [01:24.890]どうもこの心は重症らしいが 市販薬も効かねえし それに [01:30.540]恥ずかしながらこの生活では 医者に頼る金もない [01:35.540]だからぽっかり開いた傷口は 疾うの昔に爛れて ある日 [01:41.300]傷口から垂れてた虚しさが ゲロ吐くように溢れた [01:46.260]教室の隅で読書をする 凛とした長髪のあの子は [01:51.660]僕が恋してると囃し立てられて いじめに遭いました [01:56.520]かなしみのなみにおぼれる [02:01.900]かなしみのなみにおぼれる [02:09.720] [02:12.060]始発の小田急が毎朝僕を 怒鳴りつけては [02:17.160]飛び起きた僕の一日を今日も 轢き殺してく [02:22.660]生きるために 食べるために 大事な物を売り過ぎたようで [02:28.140]いつまで経ってもこの大きな穴は 湛えられやしない [02:33.020]かなしみのなみにおぼれる [02:38.390]かなしみのなみにおぼれる [02:43.760]かなしみのなみにおぼれる [02:49.100]かなしみのなみにおぼれる