泣いている、今日も一人 届かない空を見上げてる 移りゆく季節の中 僕はどこにも行けないまま 井の中の蛙、大海を知らず 夢を見る頃も終わり 急かされて忘れてゆくだけ 目を閉じて、耳をふさいで それでも何かを歌っている 街灯が照らしだした ちっぽけな雨音。 色褪せてく景色の中でも あなたは笑っていた 騒がしい街並み 小さな箱庭で 明日に夢を描いてた いつかは届くの この声君のもとへ からっぽのままで/ 凍えないように 朝もやに霞む記憶。 何もない僕は立ちすくむ まだ冷めない夢の中で 君は秘密を破り捨てた つむじ風頬を刺した 見上げた蒼さを信じることを 愛していたいことを 棄てられないと知った さわれない幻 あなたの温もりに 赦しを求めてしまうよ それでもお願いは 届かぬと知っているから 明日もきっと笑っていられる ねぇ聞こえてるよ 数多の想いを紡いで 飲み込んた嘘も本当の声も まだ愛を歌っていたいんだ それでまた/ 君の隣に居たいって 繋いだその手を離した 騒がしい街並み 小さな箱庭で 明日に夢を描いてた いつかは届くの この声君のもとへ 褪せてく心、凍えないように 歌おう