甘すぎても最後までいただくから 花弁かひらり落ちた時は 何も言わず少しだけ抱き寄せて 甘すぎる紅茶の味が嫌い 何も言わす最後まで飲み干すけど 台詞のない舞台 歌う歌詞のない歌劇 沈黙が 沈黙を呼ぶ哲学 不規則な夢見がち円舞曲 宙を駆くはずの轍が揺らす 硝子が見せる幻灯郷 綺羅綺羅お星様閃光 あなたは何をおもうのでしょう 遠い日の追憶でしょうか 同じ駅を目指し列車に乗って 同じ暫しの時間に臨む銀幕 急ぎ足流れ星波長 お願い事聞いてくれたらいいな 闇に花開く薔薇星雲 もちろん"君"にはかなわなくとも 不規則な独り言円舞曲 言葉はいらない 座席に座って揺れるだけ 硝子が見せる望遠郷 三日月お月様愛しているわ あなたは何をおもうのでしよう 明日への憧憬でしょうか 時速数万キロ光年の 速さで駆けようと手は届かない (なにか)を探しているのでしょう 誰もがそう、きっとそうでしよう もう少ししたら話しかけよう この景色に何を見出すのかと あなたが滝れた紅茶なら好き もう少ししたら…… 話しかけよう あなたの人生は どんなものでしたが もう少ししたら…… また紅茶を入れてもらうわ 萎える人たちにもうす こしょすえうはで