[00:25.58]幼い頃、見ていた空。 [00:29.35]そして今、ここから見上げる空。 [00:34.20]どちらも同じ青い空。 [00:38.30]なのに、なぜだろう? [00:41.54]今は澄み切った空を見上げると切なさが押し寄せてくる。 [00:49.41]あんなにもまっすぐで、 [00:51.80]あんなにも張り詰めて [00:54.19]曇りなき志しを抱く新選組の皆さんは、 [00:59.30]皆さんは、 [01:01.49]どこへ進んでいくのだろう。 [01:04.51]私は皆さんのためにこの小さな手でいったい何が出来るんだろう [01:12.12]そうだ。 [01:14.47]私はもう泣いたりしない。 [01:17.11]見守ることしか出来ないなら [01:20.20]きっと、ずっと見守る [01:23.49]悲しみさえ包み込む勇気を私はこの手にもらったから。 [01:29.38]どんなことがあっても、同じ空の下で皆さんの行く末を、 [01:34.71]そしてあなたの明日を見届ける。 [02:00.96]始めはとっても不安だった。 [02:04.39]途方もな<孤独だった。 [02:07.34]でもふと気づくと、私は幹部の皆さんを見つめていた。 [02:13.17]私は一人なんかじゃない、 [02:16.59]少しも役に立ちたい、 [02:18.95]力になりたい、 [02:20.49]そんな思いが私の生きる力になった。 [02:24.63]険しい道で諦めることは容易い。 [02:29.82]でも、どんなにつらいことがあっても信念は貫くものだって、 [02:35.30]己の信じる道にこそすべてを賭けるべきだって、 [02:40.50]私は教わった。 [02:42.61]胸に刻み込んだ。 [02:45.32]だから。 [02:49.39]だから、 [02:50.72]私は目をそらしたりはしない [02:53.50]かけがえのない人たちとも、 [02:55.61]この巡り合いで守り抜きたいものを見つけたから。 [02:59.99]もしもこの国全てが嵐に巻き込まれても、 [03:04.50]私は皆さんから離れたりはしない。 [03:08.10]青空を探す、 [03:10.77]その行方を見届けるために。 [03:18.75]私はもう泣いたりしない。 [03:21.98]見守ることしか出来なくても、 [03:24.69]命をかけても守り、信じ続ける。 [03:28.56]力を合わせて一つの道を行く。 [03:31.39]志しの尊さを見つめ続ける。 [03:34.49]私の出来ることが、どんなにささやかでも、 [03:39.41]私は新選組に、そしてあなたに、 [03:43.81]ついて行く。