紅蜥蜴 君ありてこそせつなくも 我が胸が痛む 薔薇色の陽光は堕ちて 恋の夜空に 私は輝く 小次郎 君が姿は紅き花 我が手に摘みしも 何故に心悲しく 夜の瞳が 今宵濡れている 紅蜥蜴 結ばれぬ 愛がある 命散らして求める愛が ほんのひとときあなたに抱かれ わたしの愛は永久に輝く 小次郎 結ばれぬ 愛がある 命捨ててもかなわぬ愛が 散りゆく花を我が手に抱き わたしは知った永久の愛を 二人 結ばれぬ愛だけど この愛は永久に たとえ花散りて 夏が死んでも あなたの愛の真実(まこと)知った 紅蜥蜴 「わたくし幸せです。 こうしてあなたに抱かれて 美しいまま思い出になれるのですもの」 小次郎 「ああ、運命はなんて残酷なんだ。 もう一度違う世界で君と会いたい…」 紅蜥蜴 「ありがとう。その言葉でわたくしは十分… ああ、涙…もうずいぶん涙なんか流していなかった…」 小次郎 「約束しよう。ぼくは君の温もりを、その愛を忘れない」 紅蜥蜴 結ばれぬ(小次郎:結ばれぬ ) 愛がある(愛がある) 命散らして(命捨てても) 求める愛が(かなわぬ愛が) 小次郎 散りゆく花を(紅蜥蜴 ああ、) 我が手に抱き(あなたに抱かれ) 二人 わたしは知った永久の愛を 二人 結ばれぬ愛だけど この愛は永久に たとえ花散りて 夏が死んでも あなたの愛の真実知った 結ばれぬ愛だけど この愛は永久に たとえ花散りて 夏が死んでも あなたの愛の真実知った 永久に この愛は 永久に 咲き誇る 愛の夢