ねえどうしてなんだろう 触れた手の冷たさと痛みさえ もっと感じたいと願う程に 愛しいなんて笑っちゃうよね ねえいつからなんだろう こんな風に素直な気持ちを お互いに遠ざけたまま 重ねる日常にもう慣れきっていたんだ 会いたい 今確かめたくて 君の姿 思い描くけど 君の名を呼んでしまえば いつかは終わりが来てしまう気がして 言葉を飲み込んだ 遥かなる時間の中で 虚しく取り残された 頑なな心は まるで砂の城のように 脆くて壊れそうなのに 見えない気持ちに怯えながら 日々を過ごすのは 二つの溶けない氷に阻まれているようで また君を見失った 愛しいただ君が愛しい たったそれだけのことなのに 始まりを怖れる僕には 小さな一歩も 踏み出せないでいた 凍てつく熱情 愛しいただ君が愛しい 例えいつか永い年月が 二人を別つ時が来たとしても それだけは変わらない 愛しいただ君を愛して 暮れる日々の侘しさもいつか 愛しいと思える時が訪れるのなら 冷たさを溶かして君に会いに行くよ 扉をひらいて 一歩踏み出したら 君の名前を呼ぶよ