[lr:みきとP] [co:みきとP] [ag:Tsubasa Harihara] [00:12.12]雨宿り してた ある日の午後 [00:17.76] 傘を 首根っこで抱えた 少年がひとり [00:23.69]紐のつく先を 不機嫌に蹴って歩く [00:30.12]使えなかった 体操着 [00:36.23] 夕立が去って 太陽も顔をのぞかせた [00:41.66] スーツについた雨粒を さっと払って [00:47.60]住処へ戻る 足早になって 乗り込んだ最後尾 [00:59.60]そう [01:00.59]誰にでもあるような 日常が もどかしく見えてしまうんだ [01:12.60] いつから僕の鞄は ランドセルより 軽くなったんだろう [01:36.11]泥だらけユニフォーム 大きいスポーツバッグ [01:41.73]泣き腫らした顔で 乗り込んできた [01:47.73]少年達の真っ直ぐな顔 窮屈になった最後尾 [01:59.61]ああ [02:00.44]明日こそ晴れるかな 毎日雨が 降っているような 心模様 [02:12.57] 大人になるってどういう ことだったっけ 教科書はもうない [02:24.50]「今が辛い時だ」って 何度も言い聞かせる [02:29.62] その度に 行方を眩ました [02:36.12]本当の僕は 本者の僕は ほら [02:42.44]出会いも 別れも たくさん在った [03:11.18] どうして [03:12.44]簡単に 自分のことを 「こういう者です」と 言えてしまうんだ [03:21.82]悔しい だけど [03:24.62]鏡の前で もう一度 自分自身に 同じ事は言えない [03:33.63] だって もう戻れないから 僕を決める [03:39.51]何かを見つけなきゃ いけないんだ [03:45.57]泥だらけユニフォームが スーツになった 鏡の向こう側 [03:56.70]そう 教科書は まだ