作曲 : PolyphonicBranch 作词 : PolyphonicBranch そっと抱きしめた光さえ 両手をすり抜け 粒子へ還る 儚さに重ねた夢だから もう 振り返ることさえも 叶わないと知る 刹那の痛み 刻はまだ 閉じたままで 青の炎が心をとらえ 君を見失った さっきまでいた場所なのに 思い出せずに 深い深い森に迷い込んでしまった 道しるべに縋って 霧を泳ぎながら呼吸もできずに 君の呼ぶ声を聞いた 嗚呼 傷ついた右の手は 守られることを知らないまま 孤独を連れて線を描く ぎゅっと引き寄せた左手に 君の存在を重ねてしまう 月はただ水面へ浮かぶ 返す言葉が見つからずに 静寂に溺れた さっきまであった温もりは 色を失う 深い深い森に迷い込んでしまった 昨日の朝は来ない 夜を泳ぎながら繭を紡いでる 眠る場所を求めている 嗚呼 止め処なくあふれ出す 傷口をふさぐこともできずに もっと早く気付けていたなら 瞳に映るものじゃなく 視界の向こうに光を求め 霧を抜けてその先へ 速度を落とした光 舞う空 哀れむよう 静かに消えた 嗚呼 辿りつく場所にさえ 夢の残り香を求めてしまう 孤独を拭う術も知らず そっと抱き寄せた影の中 君の存在を重ねてしまう あの日のままの笑顔を 視界は霞んでゆく