作詞:囚人P 作曲:囚人P 編曲:囚人P 唄:鏡音リン・レン 新しい時代が やってきたみたいだ 最先端の風を肌で感じる 核で滅びた 旧人類は六十億 君と僕が過ごす街は 見渡せばみんな同じ顔ばかり 50年前、国連が打ち出した 人類再興企画案は度肝を抜くもの 「人間の人間たる理由は心です それを食べない朽ちない体に移すのです」 倫理とは後付でしかないのよ 飢えの果てに飢えを望むのなら 飢えなければいい 欲しがるからこんなにも 辛く切なく苦しいんだ 僕の心はどこにある? きっと脳か心臓か それを科学で凌駕する 僕の信じた理想郷 生身の体は何かと不便だ・・・ 昨日あなたと喧嘩したときの 傷がズキズキ痛む 明日は丁度うちらの番だし この記憶も無しにしてもらおう 痛みのない無敵の体はもうすぐそこ 「私と彼の顔のタイプ同じにしてください」 目が覚めたとき 私とあなたが 一緒に生きてた 証が欲しいの 僕の手を握る君の 人生最後の声を聞いた 「手術が終わっても私たち愛し合えるよね・・・?」 「あぁ、永遠の愛を誓うy・・・」 新品の鼓膜が傍受する 君の声からいつもの 暖かさを感じない 「ドウシタナニカノコショウカナ」 新鋭の網膜がキャッチする 目の前にいるのは君じゃない 「タノムカラカエシテヨハヤクハヤクハヤク・・・」 永遠に朽ちない体 理想の人類の誕生 戦争を生まない心 平和な世界の誕生 痛みって何? 苦しいって何? 眠いって何? 照れるって何? 寒いって何? 熱いって何? 愛すって何? 平和って何? 生きるって何? 生きてるって何? 私って何? 僕って何? あの日の思い出は膨大な 情報の中へ消えていった・・・ もう戻らない・・・