天才と馬鹿者を 行ったり来たりして 神童と呼ばれて 十数年 僕の描く絵は 世界中で引っぱりだこ どこかの国の王様さえ 今 夢中なのさ ネタをバラそうか 見えない痛みが見え それを筆で ほら どんどどん どんどどん なぞる その絵を見ただけで 人は泣いて喜ぶ おっと 続きはテレビで 「ABC から始めましょうか 泣く子も黙る ドローイング·ショーを XYZ まで語りましょうか この僕の バブリーな半生をさ。」 わからないよ いつのまにか 褒められるために描いてた 誰のために 何のために この右手はあるの? なんて まだ まだ まだ 言えない ああ 幼い頃 畦道で 母におぶさり 見ていた 油のような夕日の 描きたかったはずなんだ さぁ 皆さん お手を拝借 完全無欠の ドローイング·ショーだ マージー·ビートで体揺らせ くるりんぱ!で もう一度 「ABC から始めましょうか 僕の人生の 第二章を XYZ で終わりにしようか このくだらない 茶番をさ。」 わからないよ いつのまにか 褒められるために描いてた 誰のために 何のために この右手はあるのか わからなくなって なくしていた もう1人の僕と君が 囁くのさ 「息を止めるのか 進むのか 今すぐ決めろよ。」 まだ まだ まだ 進め