くすんだ 陽射しを受け 見慣れた 光景は 優しく 塵(ちり)に変わり 歪んだ 空へ還る [00:38.11 君の顔を 思い出さずにいれば [01:57.78 一握りの幸せも知らず ただ 眠れたのに [02:59.00 [03:04.32 羽のように 無理に震わせ 剥がれない痛み抱いて [03:19.40 [03:27.57 微かな 息吹きを受け 見慣れた 造形(ぞうけい)と 小さな 微笑みさえ 潰して 海は枯れた 君のそんな 手探りの生き様を 知らん顔で 幸せ気取って ただ 見捨てたんだ 消せない昨日 消えない明日 怖し尽くしてしまえよ、さあ 針のように 足に食い込み 千切れていく痛み嘆き 逃げ出す 僕を 笑った 雲間割(さ)き 力に変えて 剥がせない痛み胸に 僕を 見つけて 花は やがて 咲き誇る 君と 終わり