この身体を纏う 今宵限りの布瑠の言も まだ転がり落ちる 黄泉(よもつ)への長い坂を 零れだす【運命すら くるくるり】 一頻り【泣いて 暗い喰らいて】 痛快な噺の 続きは明日 これは千夜一夜 袂を別つ 苦しみぬいた蜜の味 歪みきった気遣いに 涙流した一途な いのち【救い給え 乞い給え】 追いかける【後ろの正面】 誰なの?【波はひいて 満ち足りず】 逃げても【いずれ お傍に参ります】 痛切な喜劇の お帰りはアチラ 人は有象無象 言葉の意味を 生かす為に殺してく 産まれて来た 甲斐も無く 運命の独楽 廻り出す [02:16.10 「愛して欲しい」と言葉に出せず 「壊れて欲しい」と嘘をつく 川にうつる 空蝉の声 来た道すら忘れるくらい 悲しみぬいた 笑顔の先 救いはあるでしょう そんな淡い夢ですら 叶うはずなく 漫ろに放つ物語は 逆しまな真 首を傾ぐひな祭り ここで終幕