変わらない 月の光の下で 花ひらけ 闇を飾るように 静寂わたしは 空で佇む 遠くで嘆いた木々の声が 渦巻いたの 息みだし 翔けた森の景色の その先で 生きる桜花を見た ひらひら 幼き手へ 落ちてく ひとしずく 溶けも 留まりの できずに在るなら いざや ただ永く 生きただけではないと その声が 悲しく囁いた 弱きハネでは  できることなど 見つかりもせぬまま傍らで 待ってるだけ 変わらない 月の光の下で 花ひらけ 雪の舞い散る夜に 変わらない 月の光の下で 花ひらけ 闇を飾るように 変わらない 月の光の下で 雪桜 夜を照らしていた