< 世界に一人きり 夢見てる箱庭 > 夕日を避けてる パラソルの下で 向日葵もお辞儀してる一人の午後 誰もいない世界と (決して気付く事も無く) 気付かずに暮らす 草原の空は茜に グラスに浮かんだ氷の向こう 陽炎が漂って 風見鶏は 熱にクラクラして 私は一人きりの グラスホッパーだから たまには 夢見てもいいでしょ それでも 私は歌を歌う キリギリスになれなくて 沈む夕日追いかけて跳ねる (太陽が沈んで 風が強く吹いて) (私はただ跳ねる 空へ向けて) 雨露が伝う 窓辺の花達 こんなにも綺麗 だけれど私しか知らない 私が知る世界は (どれもこれも近すぎて) こんなにも狭い 箱庭だったと知らずに また 日が昇り日が沈んでく 刹那染みた毎日 風見鶏は 空をフラフラして 私は物言わない グラスホッパーだから たまには 休んでもいいでしょ それこそ 私は日々を過ごす 働きアリじゃないから 沈む夕日追い越すため跳ねる グラスに浮かんだ氷の向こう 歪んで消えて行った 風見鶏は 風にクラクラして クルクル回って 私は一人きりの グラスホッパーだから 今でも 夢を見続ける それでも 私は歌を歌う グラスホッパーなんだと 自分信じ続け 今日も跳ねる